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衝撃的なニュースが飛び込んできました!
1月15日に行われた大学入学共通テストで試験問題の画像が流出した件について、“女子高生を名乗る人物”は“家庭教師の採用テスト”と偽って回答を依頼していたことが明らかになり、警視庁は偽計業務妨害の疑いで捜査しているということです。
本記事では、大学入学共通テストで試験問題の画像が流出した件について、家庭教師マッチングサイトで依頼したことや犯人は「あまね」と名乗っていたこと、東大生以外にも依頼していたことなどを調査してみました。
共通テスト流出│家庭教師マッチングサイト
1月15日に行われた大学入学共通テストで、「世界史B」の試験問題の画像が、試験時間中に外部に流出してしまったのですが、画像を送信した受験生と思われる生徒は、少なくとも2つの家庭教師仲介サイト(マッチングサイト)に登録していたということです。
一般的に“家庭教師”というと、家庭教師センター(有名なところで言うと「家庭教師のトライ」など)に登録している家庭教師が各家に派遣されるというイメージですが、家庭教師マッチングサイトは家庭教師と直接個人契約をするシステムを採用しているサイトです。
家庭教師マッチングサイトでは、家庭教師の大学名や顔、担当科目などが表示され、30分○○円のような形で家庭教師側が提示し、生徒側が選んで利用するというという形になっていて、希望する家庭教師に簡単に問い合わせることができます。
返信がすぐに帰ってくるということで、コロナ禍で学校の先生に気軽に質問できない状況で利用する生徒も多かったようです。
“高校2年生の女子生徒を名乗る人物”は、2021年12月12日ごろに登録していた家庭教師マッチングサイトのメッセージ機能を使い、以下のようなメッセージを送りました。
- 前の先生がよくなかった
- そのため、先に“家庭教師の採用テスト”という形で問題を解いてほしい
- 調べながらでもいいから完璧な答えがいい
- 問題はスカイプで送るから、それに解答を返信してほしい
- テストの結果、大丈夫そうなら指導をお願いしたい
- 15日の午前中に世界史で体験授業をお願いできるのであればスカイプを追加する
家庭教師仲介サイトで“高校2年生の女子生徒を名乗る人物”とメッセージのやり取りをした学生が不審に思い、大学入試センターに通報したことで発覚したそうです。
さらに、違う会社の家庭教師仲介サイトでも同じような依頼があったということで、アカウント名などは異なるものの同一人物によるものだと思われています。
共通テスト流出│あまねとは?
家庭教師仲介サイトで“高校2年生の女子生徒”を名乗り、1月15日に行われた大学入学共通テストで、「世界史B」の試験問題を流出していた人物は、家庭教師仲介サイト内の生徒情報では、
- 文系私立大学受験対策の指導を希望
- 現代文・世界史などの教科の指導を希望
- 性別→女性
- 年齢→17歳や19歳と統一されていなかった
という情報で登録していたということです。
家庭教師仲介サイトで依頼を送っていた人物は、ある名前を名乗っていたのですが、その人物と同姓同名の受験生はいなかったということです。
そのため、“高校2年生の女子生徒”と名乗っていた人物は、偽名で家庭教師マッチングサイトに登録していた可能性が高いと思われます。
この“高校2年生の女子生徒”と名乗っていた人物については報道されておらず、逮捕もされていないようですが、この生徒の依頼に応えてしまい、意図せず不正行為に加担することになってしまった家庭教師の大学生が、犯人とのやり取りをご自身のツイッターで晒していました。
このやり取りによると“高校2年生の女子生徒”と名乗っていた人物は「あまね」という名前を使っていて、顔画像のアイコンは元AKB48の小嶋陽菜さんの画像を使用していました。
前述の通り、“高校2年生の女子生徒”と名乗っていた人物は、偽名で家庭教師仲介サイトに登録していた可能性が高いため「あまね」という名前は偽名になります。
しかし、家庭教師の大学生が晒していた画像に写り込んでいる指先は女性のように見えますので、“女子生徒”というのは本当のようです。
共通テスト流出│依頼は東大生か?
1月15日に行われた大学入学共通テストで、“女子高生を名乗る人物”が“家庭教師の採用テスト”と偽って試験問題の回答を依頼したのですが、どの大学の学生に依頼していたのでしょうか?
調べたところ、
- 東京大学の学生
- 京都大学の学生
に解答を依頼していたことが明らかになりました。
また、他にも複数の大学生に同じような依頼をしていたということなので、確実に正解しようと思っていたことがうかがえますね。
この件について警視庁は、偽計業務妨害の疑いで捜査しているということです。
ネットの声
1月15日に行われた大学入学共通テストで、“女子高生を名乗る人物”が“家庭教師の採用テスト”と偽って試験問題の回答を依頼していて試験問題の画像が流出した件について、ネットでも様々な声が上がっているため、その一部をご紹介していきます。
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大学入試共通テストのカンニング、偽計業務妨害になるのか。なるほどな。
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共通テストのカンニング手口は純粋に興味深い
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机の上で、あの角度からスマホで撮影できたのかな… 流石にバレそうな気もする。
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共通テストのカンニングのやつ、日本の高校生名乗っておきながらSkypeな辺り、首謀者は結構年齢いってるのかな?w 現場犯はバイト感覚かな?
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勉強に努力しないでカンニングに努力してる。こういうのを「怠け者の節句働き」という。
最後に
1月15日に行われた大学入学共通テストで、“女子高生を名乗る人物”が“家庭教師の採用テスト”と偽って試験問題の回答を依頼していて試験問題の画像が流出した件について書かせていただきました。