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岩崎嘉一さんが話題です!
「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」など数々の名作ドラマを手がけた脚本家・橋田壽賀子(本名:岩崎壽賀子)さんが、急性リンパ腫のため4月4日に熱海市内の自宅で亡くなったことが分かり、1989年に亡くなった橋田壽賀子さんの夫・岩崎嘉一さんも話題になっています。
岩崎嘉一さんとはどのような方だったのか、橋田壽賀子さんとの馴れ初めや死因などについて調査してみました。
岩崎嘉一さんは橋田壽賀子さんの夫でTBSプロデューサー!
【訃報】脚本家・橋田壽賀子さん死去 95歳https://t.co/8zGyOADLzS
『渡る世間は鬼ばかり』『おしん』『春日局』などの名ドラマを数多く手掛けた脚本家で劇作家の橋田壽賀子さんが死去したことが5日、分かった。95歳だった。 pic.twitter.com/XkomVCVe1j
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 5, 2021
「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」など、数々の名作ドラマの脚本を担当された脚本家の橋田壽賀子さん(本名:岩崎壽賀子さん、享年95歳)が急性リンパ腫のため、4月4日熱海市内のご自宅で亡くなったことが分かりました。
橋田壽賀子さんは、東京放送の創立記念日でもある1966年5月10日、41歳の時に、5歳年下で当時TBSプロデューサーだった岩崎嘉一さんと結婚されました。
岩崎嘉一さんと橋田壽賀子さんの馴れ初めは?
岩崎嘉一さんと橋田壽賀子さんの馴れ初めについてご紹介してきます。
岩崎嘉一さんと橋田壽賀子さんが出会ったのは、1964年~1967年に放送されていたホームドラマ「ただいま11人」で、橋田壽賀子さんはこのドラマの脚本を担当されていました。
この「ただいま11人」のプロデューサーである石井ふく子さんが橋渡し役となって交際に発展したということで、それから2~3ヶ月で結婚されたそうで、石井ふく子さんが結婚式の仲人を務められたそうです。
橋田壽賀子さんは、1964年に放送されたドラマ「愛と死をみつめて」の脚本を担当し、大きな反響を呼んで、脚本家としての知名度を上げたのですが、「愛と死をみつめて」以降パッとしなかっため、脚本家としての自信を失ってしまっていたそうです。
当時の橋田壽賀子さんのドラマの脚本料は3万円ぐらいだったのですが、「安定した収入があるサラリーマンの妻は良い就職先だ」と思い、30万円ぐらいのお給料をもらっていた岩崎嘉一さんと結婚されたということです。
岩崎嘉一さんは典型的な亭主関白だったそうで、「シナリオライターと結婚する気持ちはないから、家庭を大事にしてくれ。俺がいるときは原稿用紙を広げるな。」と結婚前から言われていたそうで、橋田壽賀子さんは一旦仕事を辞められています。
その後、なかなかお子さんに恵まれなかったことから、岩崎嘉一さんは橋田壽賀子さんが仕事を再開することを許可したそうなのですが、“家庭優先”という約束があったそうで、橋田壽賀子さんは睡眠時間4時間というハードな生活を送られていたそうです。
岩崎嘉一さんの死因は何?
1989年に岩崎嘉一さんは亡くなったのですが、死因は何だったのでしょうか?
1988年9月24日、岩崎嘉一さんは肺腺がんで余命半年と宣告されたのですが、橋田壽賀子さんはこのことを岩崎嘉一さんが知ったら自殺するかもしれないと考え、医師に頼んで「肋膜炎」ということにしていました。
この時、橋田壽賀子さんは1989年に放送された大河ドラマ「春日局」の脚本の準備中で、岩崎嘉一さんの看病をするために降板しようと考えられたそうです。
しかし、そのことを石井ふく子さんに相談したところ「いま番組から降りたら岩崎嘉一さんは自分ががんだと気づいてしまうかもしれない」と言われたため、脚本を書きあげました。
その後、1989年9月に岩崎嘉一さんは亡くなられました。
岩崎嘉一さんは生前、「放送文化の発展のため、若手脚本家らを育成する橋田文化財団を作ろう」とおっしゃっていたそうなのですが、財団をつくるのには3億円が必要で、橋田壽賀子さんは1年間の連続ドラマの脚本を書くという約束でTBSからお金を借りられたそうです。
こうして生まれたのが大ヒットドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で、1992年に念願の「橋田文化財団」を設立され、理事長に就任されました。
また、橋田壽賀子さんは岩崎嘉一さんとの別れについて、「今まで生きてきた中で、これ以上の苦しみはなかった」と話していて、岩崎嘉一さんとの別れを描いた自叙伝的ドラマ「妻が夫をおくるとき」の脚本を書きました。
「妻が夫をおくるとき」は、登場人物が実名で登場するドラマで、橋田壽賀子さん役を岸本加世子さん、岩崎嘉一さん役を大杉漣さんが演じられ、2012年にスペシャルドラマとしてTBSで放送されました。
ネットの声
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あまりの急なことに今はまだ嘘ではないかと思う気持ちです。
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心からご冥福をお祈り申し上げます
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苦境から這い上がり生き抜くおしんの姿は日本人そのもの、日本のみならず、世界中の人々に勇気と希望を与えました。
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数々のヒットドラマを生み出した、その功績は凄かったです。
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橋田壽賀子さん亡くなったの?
最後に
4月4日に亡くなった橋田壽賀子さんの夫である岩崎嘉一さんについて書かせていただきました。