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2023年9月9日、岡山県津山市の病院駐車場で置き去り事件が起こり、車に乗っていた目瀬陽翔（めせひろと）ちゃんが衰弱死しました。
陽翔ちゃんはまだ2歳であり、チャイルドシートで9時間半もの間放置されていた事が明らかになっています。
祖母の柴田節子容疑者による放置が原因であり、現在は過失致死の罪で取り調べを受けています。
9月11日の『めざまし8』ではこの事件について取材が行われ、陽翔ちゃんの祖父がカメラに向かって悲痛な叫びと怒りをぶつけました。
今回は置き去りを防ぐにはどうすればいいのか、陽翔ちゃんの事件を通じて探っていこうと思います。
目瀬陽翔ちゃんの死の真相は？置き去り事件の経緯を確認！
まずは陽翔ちゃんがどのようにして亡くなったのか、置き去り事件の経緯を確認しましょう。
https://twitter.com/ponkichi003/status/1701126709049974980
節子容疑者は病院で働いており、出産を控えた娘の子育てに協力すべく、陽翔ちゃんの送迎をしていたそうです。
事件当日、陽翔ちゃんは車で保育園に送ってもらう予定でしたが、駐車場に着いた後も車内に放置されてしまいます。
考え事をしていた節子容疑者は陽翔ちゃんを置き去りにした事に気付かず、9時間半後の退勤時に初めて気付いたそうです。
同僚が119番通報し、すぐさま陽翔ちゃんは病院に搬送されますが、治療の甲斐なく息を引き取ってしまいました。
事件というより事故に近い内容でしたが、陽翔ちゃんの置き去りに気付いていればこのような悲劇は起こらなかったでしょう。
この日の津山市の最高気温は31℃あり、警察の検証によると車内は41℃まで上昇していた可能性があるとの事です。
この事から陽翔ちゃんの死因は熱中症である可能性が高く、警察もその線で調査を進めています。
目瀬陽翔ちゃんの死を受けて保育園側が謝罪！置き去りの再発防止策とは？
陽翔ちゃんの死には身内だけでなく、保育園側にも責任がありました。
事件当日に陽翔ちゃんが来ていないにもかかわらず、保育園は本来行うべき家族への確認をしていませんでした。
もしこの時、節子容疑者にも電話を入れていれば今回の悲劇は回避できたかもしれません。
事件翌日である9月10日夜に保護者への説明会を開き、保育園で今回の経緯を全て説明しました。
その後保育園の職員が謝罪し、それに対し保護者から「安全管理を徹底して欲しい」という声が多く上がります。
保育園では再発防止策として、連絡なしに登園しなかった場合は必ず電話で確認する事や、登園を知らせるアプリを新たに導入する事が説明されました。
幼い犠牲の下に生まれた再発防止策によって、少しでも置き去りが減る事を祈るばかりです。
目瀬陽翔ちゃんの祖父が怒りを露わに！めざまし8で行われた取材を紹介！
事件発生から間もない9月11日の朝、『めざまし8』で陽翔ちゃんの家族に取材が行われました。
「目瀬陽翔ちゃんの父方の祖父:
おばあさんが悪いか分からんけど、なんで電話しなかったのか…。「何で来ていないのか」その一言で完全に助かっていたはずじゃろう。わしはつらくてかなわん。」悪いの保育園じゃないよ。
祖母だよ。 https://t.co/KWS6SDACT8— カズール@行政書士勉強中 (@cazmomiji) September 11, 2023
取材に応じたのは陽翔ちゃんの父方の祖父であり、取材中はカメラに向けて悲痛な叫びと怒りをぶつけていました。
祖父は節子容疑者とも親しく、最近では陽翔ちゃんの面倒を見るために夜勤を減らすなど、自分以上に可愛がっていた事を語っていました。
保育園側の対応に対してはおかしいと感じており、家族に確認を取らなかった事にやり場のない怒りを感じたそうです。
節子容疑者も些細なミスから可愛い孫を死なせてしまい、とても傷付いていると思われます。
今回の事件がきっかけで置き去り事件が少しでも減れば、悲しみが癒される日が来るかもしれません。
目瀬陽翔ちゃん以外にも置き去り事件の被害者がいた！北九州市で赤ん坊が亡くなる！
置き去り事件の被害者は陽翔ちゃん以外にもごまんとおり、少し前にも北九州市で赤ん坊の置き去り事件がありました。
2023年8月26日、北九州市にあるコストコホールジャパンの駐車場で中山喜寿生（なかやまきずき）ちゃんが車内に置き去りにされ、2時間以上放置された結果、死んでしまったというものです。
喜寿生ちゃんはまだ0歳であり、生まれたばかりの命がすぐに死んでしまったという結果に非難の声が殺到しました。
コストコには両親と一緒に買い物に来ていましたが、母親が喜寿生ちゃんを別々に車を出た父親が連れてきていると勘違いし、発見が遅れたというのが死の真相です。
これも家族のミスが原因となったケースですが、一方で「ヒューマンエラーは誰にでもある」「私も忘れてしまった事がある」など、同情的な声もネット上で多く聞かれます。
こうした過ちに気付きながらも、注意深く行動すれば置き去りの減少に繋がるのかもしれません。
最後に
陽翔ちゃんの事件を通じて、置き去り事件の内容や対策について紹介しました。
子供にとって車内は密室同然であり、置き去りにすれば簡単に死んでしまうのは言わなくてもわかるでしょう。
置き去りが原因で命を落とす子供達は実際多く、注意深い行動や親への連絡を怠らなければこうした事件は減ると信じたいものです。
陽翔ちゃんのご冥福を心からお祈りします。
